大瀧詠一氏トリビュートコンサート:Aha!満載

大瀧詠一氏のトリビュートコンサートへ行ってきました。

      [マインドマップの掲載はしばらくお待ちください]

たいていのコンサートは女性比率が高いですが、
このコンサートは男性が7割。年齢も40代~50代が圧倒的。

大瀧詠一氏の「A LONG VACATION」がリリースされたのは1981年。
青春時代、このアルバムを聴いて衝撃を受けた人たちが再び集結した感じでした。


正直、このコンサートは、少し心配していました。

11月初めに発売された「A LONG VACATION from Ladies」は、
大瀧さんサウンドに思い入れの強い方々から猛烈なNGが出ていましたから。

今日も「とりあえず行っとくか......」みたいな気配を濃厚に感じてしまい......。

会場に入ると、大瀧詠一氏の「A LONG VACATION」が大音量で掛けられていて、
そんなことをしたら、大瀧さんサウンドに思い入れのある人からますます......焦。


ドキドキする中で始まったライブ。
始まった途端、「さすが、鑑さん」と言いたくなる場面に......。


トリビュートコンサート曲目(敬称略)
01. いつも通り (大貫妙子)
02. 君は天然色 (大貫妙子)
03. Velvet Motel (金子マリ)
04. 熱き心に (金子マリ)
05. 夢で逢えたら (今井美樹)
06. カナリア諸島にて (今井美樹)
07. Pop-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語 (行川さをり)
08. 指切り (行川さをり)
09. 我が心のピンボール (イシイモモコ)
10. 怪盗ルビイ (イシイモモコ)
11. Blue Niagara+幸せな結末+福生ストラット (井上鑑マスターズバンド)
12. 雨のウェンズデイ (尾崎亜美)
13. 冬のリヴィエラ (尾崎亜美)
14. スピーチ・バルーン (原田郁子)
15. 空色のくれよん (原田郁子)
16. ウララカ (つじあやの)
17. 恋するカレン (つじあやの)
18. Fun×4 (太田裕美)
19. 恋のハーフ・ムーン (太田裕美)
20. バチェラー・ガール (鈴木祥子)
21. さらばシベリア鉄道 ( 鈴木祥子)
22. 恋はメレンゲ (Ladies全員+佐野史郎)

井上鑑Masters symphony
 井上鑑(Key.) 
 金子飛鳥(Vi.)
 高水健司(B.)
 鶴谷智生(Ds.)
 小倉博和(G.)
 藤本一樹(G.)
 柏原大介(G.)※07/08のみ

司会:佐野史郎

今日のライブは、10人の女性歌手が「A LONG VACATION from Ladies」の
持ち歌をそれぞれ歌って終わり......しかないだろうと思っていました。

ところが、そんなチャチなことをなさるはずもないのは、さすが井上鑑氏です。

「A LONG VACATION from Ladies」の持ち歌に加え、
さらにもう1曲、大瀧さん所縁の曲をそれぞれが歌うという展開に......!

この状態は、歌い手も大変ですが、バンドメンバーも猛烈に大変です。
そんなことができてしまうのも、「井上鑑マスターズバンド」だからこそ。


それぞれのアーティスト、どの楽曲も個性的で聴きごたえがありました。
個人的に特にすごい!と思ったのは......。

大貫妙子さん「君は天然色」
アルバムのときとも雰囲気が異なっていて、さらに生歌は最高でした。

金子マリさん「熱き心に」
枯野色というか、熟成した色合いの声がすごく心に残りました。

今井美樹さん「夢で逢えたら」
ご本人の美しさにもビックリしましたが、彼女の優しさの際立つ歌い方がステキ。

原田郁子さん「空色のくれよん」
可愛らしい歌声に、クレヨンで描いているイメージが延々と見えてきて、楽しかったデス♪

太田裕美さんの「Fun×4」
若い女性陣から緊張オーラが立ち上るなか、余裕というか貫禄というか。さすがでした。


行川さをりさん、イシイモモコさん、原田郁子さん、そして、つじあやのさん。
彼女たちは、大瀧さんご本人とはあまり接点のなさそうな若いアーティストです。

当初、鑑さんが何故、彼女たちをチョイスなさったのか?などと思っていました。
生演奏を聴いていて、4人の共通点も発見し、
鑑さんが彼女たちを選ばれた理由も、自分なりに解釈がつきました。

何故、大瀧詠一氏の「A LONG VACATION」を大音量でかけていたのか、
鑑さんの(珍しく)饒舌な熱弁MCとともに、その理由も納得できてしまいました。

気づきのAha!が満載。
なんだか......くやしいけれど......井上鑑氏は敏腕すぎます。


聴いているお客さんの指先や足先は、延々とリズムを取り続けていました。
大瀧さんサウンドの偉大さを改めて感じます。

良い音楽は、脳細胞の奥にしっかりと刻み込まれるのですね。
何十年も聴いていないはずなのに、良質の音楽とともに再びよみがえり、
シナプスがつながっていき......。身体が勝手に反応を始め......。

「とりあえず行っとくか」モードだった方々も、
たて続けに繰り広げられる大瀧さんサウンドを堪能なさったのではと思います。

連休最終日、チャレンジャー井上鑑氏を再び目の当たりにしてしまい、
ウレシイやらオソロシイやらコマッタやら。複雑な気持ちです。


Niagara Ladiesの皆さま、
井上鑑Masters symphonyの皆さま、
気づき満載のライブを、ありがとうございました。