サンポート高松で開催された「Song in Blue.」のイベントを観るために高松へ。
今回の出演は、以下の方々。豪華♪
小倉博和(Guitar:総合プロデューサー)
大貫妙子(Vocal)
井上鑑 (Piano)
斎藤有太(Piano)
フェリアード(山本なつき:Guitar & Vocal、小山寛治:Piano)
藤岡友香(Vocal)
青柳みき(Violin、Piano)
鹿庭弘百(Drums:Music Blueプロデュース)
古川康造(Base) (敬称略)
Song in Blueは、7月19日~10月31日まで開催中の、
瀬戸内国際芸術祭2010 Music Blueの一環として行われる。
「風景の中にすばらしい音楽が響きあうことを目指す」Music Blue、
その最終月ということで、関係者の皆さんの気合を感じるSong in Blueだった。
演奏は、それぞれのパートに分けて行われた。
小倉博和氏+井上鑑氏
井上鑑氏のソロピアノ
フェリアード(山本なつき氏 & 小山寛治氏)によるボサノバ
藤岡友香氏の歌 & 小倉博和氏のギター & 青柳みき氏バイオリン
「商店街トリオ」(命名:おぐちゃん)による演奏
新番丁小学校の皆さんによる校歌斉唱
大貫妙子氏の歌 & 小倉博和氏のギター & 斎藤有太氏のピアノ
トップバッターは、山弦の楽曲「島そだち」。
おぐちゃんのギターと、鑑さんのピアノによる演奏である。
(山弦:小倉博和氏&佐橋佳幸氏、2人のギタリストによるバンド)
最初に「島そだち」をもってくるところ、じつに心にくい。
おぐちゃんのギターと鑑さんのピアノからは、島々の陰影が見えてくる。
碧い海と白い波、水面がきらきら煌いて広がっている。
おだやかに豊かに広がる瀬戸内の情景が、脳内にたっぷり満ちてくる。
この曲は、本当に美しい。
この曲を気に入った槇原敬之氏が詞をつけてカバーなさった理由、すごくよくわかる。
のっけから「風景の中にすばらしい音楽が響きあう」コンセプトどおりの
響きあう音楽と風景の中に引き込まれたところで、2曲目もおぐちゃんの曲、
3曲目は鑑さんの楽曲「Spring Wheel:スプリングホイール」と続いていく。
「Spring Wheel」は、GreenBall Sessionでも演奏された。
あのときは、パーカッションの三沢またろう氏がいらした。
またろうさんがいらっしゃらない分、どのように曲が変わるのかを聴き比べつつ、
流れるような転がるようなメロディを楽しませていただいた。
(GreenBall Session:鑑さん+おぐちゃん+またろうさんによる"キャベツ"トリオ)
おぐちゃんは、「春の竜巻」とおっしゃっていらしたけれど、この楽曲を聴くたびに、
やっぱりこう......ころころと転がる車輪みたいなものが見えてくる。
さらに、井上鑑氏のピアノソロ。
ここで、鑑さんはおもむろにTシャツの重ね着をなさる。
そうなのだ、9日はジョン・レノンのお誕生日である。(70回目)
「そういう日に、このイベントに呼ばれたこともつながりを感じる」と、鑑さん。
(9日のGoogleトップページのDoodleも、ジョン・レノンの動画。
しかも、Doodleとしては初めての動画だった。ご存知でした?)
ジョン・レノンを偲んで、鑑さんのピアノ演奏による「Imagine」。
鑑さんの想い、意思をつなげようと気持ちのあふれる演奏だった。
さらに、おぐちゃんが再び加わって、鑑さんの楽曲「No Richards」を演奏。
相変わらず、音符の数を数えきれない...笑。
フェリアードのお二人がボサノバを披露。
山本なつきさんの歌声は、ふくよかで優しい雰囲気に満ちている。
2曲目には、おぐちゃんも参加して、Carpentersの「あなたのそばで」。
(ン? タイトル違っている気が......?)
ボサノバを歌われる以前、山本さんは、こういうポップスを歌っていらしたそうな。
確かに雰囲気がとても合っていらっしゃる。カレンさんと響きが似ているから、かな?
なお、フェリアードは、ファーストアルバム「suave-1」を発売!
おぉ、おめでとうございます(^^)
最初の作品は、そのときの感動とともに、ず~っと記憶に残る。
お二人にとって、今日のイベントの感動とともに、忘れられない作品になりましたね。
続いて、藤岡友香さんと青柳みきさんが登場。
藤岡友香さんの歌に合わせて、
おぐちゃんがギター、青柳みきさんがバイオリンを演奏なさる。
曲は、アイルランド民謡「The Warter is Wide」。
ん? あれ? この楽曲、知っている。歌詞も知っている。
あれ? なんで?......などと思いつつ、一緒にハモったりして。
さらに、「商店街トリオ」(おぐちゃん命名)もご登場。
Music Blueをプロデュースなさった鹿庭弘百氏がドラム、
丸亀町商店街理事長の古川康造がベースを演奏なさる。
古川氏はかつて、おぐちゃんとバンドを組んでいらしたそうで、
そのご縁で、今回の一連のイベントがつながっていったそうな。
なお、今回、鹿庭弘百氏からはMusic Blue情報をPDFでお送りいただいた。
こまめに検索&閲覧できない修羅場状況だったゆえ、本当に助かった。嬉しかった。
改めて感謝いたします。鹿庭さん、ありがとうございました。
藤岡友香さんの歌に合わせて、「商店街トリオ」の演奏。
演奏されるのは、今回のテーマ曲「Song in Blue」。
瀬戸大橋ができるまでは、連絡船が桟橋に着き、
見送る人&見送られる人は、それぞれ紙テープを持ってつながっていた。
そのときの気持ちを歌に託したのが、「Song in Blue:自由の形」。
友香さんの声は少しハスキーで、よく響く声をなさっていらっしゃる。
その声にあわせて、「あなたには神様がついている、大丈夫」と歌われると、
胸にぐっとこみ上げてくるものがある。
この楽曲は、本日から発売とのこと。とてもよい楽曲なので、ぜひご一聴を。
「Song in Blue」は、http://www.machikadomusic.net/にて視聴可。
※未確認なのだが...
今朝、山陽放送のTV番組が始まる前のテスト放送で流れていた曲は
「Song in Blue」ではなかったかな? あ、違う、歌がないから県民歌かな?
「ん?あれ?」と、気づいたとき、すでに番組が始まってしまった。涙
それより前に「KISSして」(柴崎コウ+福山雅治)もかかった♪
雅治さんの楽曲はカクテルパーティ現象が顕著。1音で気づいたりして。
(「KISSして」の演奏には、鑑さん&おぐちゃんも参加なさっている)
青柳みきさんが、今度はピアノ演奏で加わって、
「商店街トリオ」とともに、香川県民歌をインストゥルメンタルで演奏。
香川県民歌、まったく存じ上げなかったけれど、
こうやって聴くと、すごく味のある曲だな、と......。
新番丁小学校の子どもたちが、宮内先生とともに登場。
「新番丁小学校の校歌」を歌ってくれた。(男女比0.1:9。唯一の男子、ど真ん中)
印象的だった詞。
「すこやかに たくましく とこしえに」
「オリーブの白い花」
歌詞を聴いた途端、「えぇ?」と思ってしまった。
オリーブの実はとても有名で、誰もが知っているが、
オリーブに白い花が咲くことは、あまり知られてはいない。
香川県民だったおぐちゃんは、そんなこともご存知なのね......。
おぐちゃんって、女性的な感性だったのかな? 女性性が強いのかな?
などと、歌詞を聴きながら、びっくりしてしまっていた。
種あかし(^^;
この3番の歌詞のみ、大貫妙子さんが作詞なさったそうな。
ああ、なるほどなるほど。納得。
「この部分が印象的だと新聞に書かれた」と、おぐちゃん。ちょっと不満げ?
どこに感性の目線があるか、それは人によってまったく異なる。
あの3番の詞の感性の目線は、やはり大貫さんだからこそ。
ということで、いよいよお待たせ、
大貫妙子さんの歌とおぐちゃんの演奏が始まった。
大貫さんの生の歌声を初めて聴かせていただいたのは
2008年3月14日、Green Ball Sessionライブにて。
小さな身体から、輝く音符がきらっきらっと飛び出してくる感じで
ひじょうにびっくりしたことをよく覚えている。
(その日の鑑さんの失言もよく覚えているけれど...ひりひり)
さらには、2009年の11月2日。「Pure Accustic 2009ライブ」。
バンドメンバー金子飛鳥さんとの最後のセッション。
水道橋のJCBホールは、音響がよろしくないそうだが、
大貫さんのふわっとした歌声に包まれて、
一瞬、夢の中をさまよってしまったライブだった(詫。
今回が3回目。
しかも、この至近距離は、Green Ball Sessionライブ以来である。
1曲目は、糸井重里氏作詞の「Beautiful Songs」。
ふわふわっと、やさしさと愛らしさが漂う。ギターのエンディングが美しい。
2曲目は、ピアノの斎藤有太氏も合流して、「色彩都市」。
この跳ねる感じがすごくいいな。リズミカルで、かわいい。
大貫さんの詞は、女性らしい感性の目線がとても印象的。
3曲目は、「四季」。
この曲の詞は、ますます大貫さんらしい感性の目線がたっぷり詰まっている。
日本の四季の移り変わりの中で、大貫さんの目がどこを見つめていらっしゃるか、
とてもよくわかる。風雅で、色彩がとても豊か。
同じように「四季」を題材にして詞を書いたとしても、
男性陣に、こういう目線、こういう発想は生まれ得ない。
また、同じ女性陣でも、こういう視点をもたない方もいらっしゃる。
こういう「四季」を表現できるのは、つねに自然と親しく触れあって、
農業にクリエイティビティを感じていらっしゃる大貫さんだからこそ。
大貫さんだからこその、感性の目線である。
余談だが。
個人的に、大貫さんのWebサイト、大好きデス。
全面Flashサイトは、あまり評価されない使い方だが、
こういう遊び心あふれるFlashの使い方だったら、大歓迎。
クリックすることが楽しくて、つい、数多くクリックしちゃう。
こういうところにも、大貫さんらしい感性の目線を感じることができる。
閑話休題。
5曲目に演奏されたのは、「祇園の恋」改め「あなたを思うと」。
山弦の楽曲に、大貫さんが歌詞を追加なさったのだそうな。
「とても気に入っちゃって、詞をつけちゃいました」と大貫さん。
この曲は、'09年11月2日の「Pure Accustic 2009ライブ」で演奏された。
さらに、鑑さん+おぐちゃん+またろうさんのGreenBall Sessionにて
イシイモモコさんバージョンでも聴いている。(ようやく思い出した。苦笑)
おかげで、聴いた途端、懐かしくなって、
一緒にハモって歌ってしまった。
そういう楽曲に、こういう感性の詞が載ると、ますます生き生きしてくる。
音楽って、面白い。
1+1=2ではない。3にも10にも1000にも変化する。
どういうふうに変化するかは、出会いの質と量によって決まってくる。
こういう出会いもまた、運命なのかもね。
ということで、「運命に感謝しよう」(^^)......ほら、つながった♪
あ。長々と書いてしまった(現在、午前2時...苦笑)
9日の朝、じつは大きな失態(miss a flight)をしてしまい、
一瞬、高松行きを断念しようかと思った。
頑張って来てよかった。
今日のイベントも、気づきが満載だった。
こうやってライブレポートを書いてみると、
小倉博和氏の構成力のすばらしさがとてもよくわかる。
これだけの人数が入れ替わりご登場するのに、「途切れた感じ」がしない。
「つながりがつながり、つながっていく」を、体感できる。
それに、地元の高松でのライブで、旧友とも一緒に演奏なさるということで
リラックス度や和み感は、いつものおぐちゃんとも異なっていた。
意外で貴重な小倉博和氏を拝見した気がする。
情報の発信は、地方から。
地方が元気にならないと、全体も元気にならない。
地方を元気にさせたいという想い、ひしひしと伝わってくるSong in Blueだった。
このライブを鑑賞したことそのものも、当方が井上鑑氏のファンであるから。
そうでなければ、このSong in Blueイベントの存在も知らないままだった。
音楽のもつパワー、つながる力&つなげる力、想いの強さの大切さを、
改めて感じさせていただいた。
総合プロデューサー 小倉博和さま
Music Blueのプロデューサー 鹿庭弘百さま
大貫さん、鑑さんはじめ、演奏者の皆さま、
響きあう想いの伝わるライブを、ありがとうございました。
★今回のライブレポートマインドマップ
セントラルイメージは、「オリーブの白い花」。
やはり、強烈に印象に残った。
また、今回のマップの背景は、全体をブルーで塗っている。
(コピーすると、かなり飛んでしまうが...涙)
「島そだち」が演奏されているときに、
当方の脳内に見えていたイメージを中心にまとめてみた。




