3/31。恵比寿アートカフェフレンズで開催された、
「吉川忠英 アルバム発売記念&大震災義援ライブ」へ。
吉川忠英 アルバム発売記念&大震災義援LIVE@恵比寿アートカフェフレンズ!
ゲスト: 新川博(Key)/The Shinkies [新川博・濱田尚哉・六川正彦]
井上鑑(Pf)/田中彬博(AG)
Mint Julep [大和田慧・奥野裕介・大関麻子] (敬称略)

恵比寿アートカフェフレンズは、さすが恵比寿のライブハウス。オシャレで、空間がとても心地よい。
アーティストとお客さんの距離が近くて、温かい雰囲気がある。ホッとする。
そんなアットホームなライブハウスで、心温かな忠英さんの演奏を聴けるのだから、この空間にいる誰もがたっぷりとほっこり癒されるライブとなった。
ライブが始まる前、忠英さんのファンの女性とお話させていただいた。
自転車通勤の彼女は、「忠英さんの『アコギでNight』のフレーズが頭の中をぐるぐる回って止まらない」と仰る。
その『アコギでNight』が、最初の楽曲だった。
なるほど。あはは。わかりますわかります。確かにこの曲は、頭の中でぐるぐる回る♪ クセになりそな心地よさ♪
忠英さんがアコースティックギターを弾きながら、今宵限りのスペシャルな詞で歌われる。
3.11以来、「心が折れた」と仰る忠英さん。しかし、ご自身のお誕生日3月27日に「再スタートしよう」と決意なさったそうな。
「今日は楽しみましょう」の言葉が、心に響いた。
忠英さんのアコギと、新川博さんのキーボードによる演奏。
『White On Blue』は、忠英さんのアコギの音色から、槍ヶ岳と瑠璃色の空の対比が色鮮やかに蘇ってきた。吸い込まれそうなほど真っ青な空。白い強くとがった頂。
川が流れるようなエンディングのつま弾きも、とても美しかった。
忠英さんのアコギと、田中彬博(あきひろ)さんのアコギによるダブルアコギ演奏。
田中さんは、身長、足のサイズ、指の長さ、チューニング、はては絵画の趣味まで、ことごとく忠英さんと同じなのだそうな。
兄弟? いえいえ、年齢的には親子。(田中さんは25歳。若いっ)
ゆったりとにこやかにたたずむ親犬。その周囲を、わいわいきゃいきゃい走り回る子犬。なんだかそんな雰囲気を感じてしまった。
心がピッタリのおふたりは、忠英さんのアルバム『Aqua Face』から『Hey, Mr.Guitar Man !』を演奏。
この曲は、2月の忠英さんの~野の夢~ライブではアンコールの楽曲で、仲間たちへの想いをこめながら忠英さんがソロで演奏なさった。
今回は、田中さんのはつらつとした若さを取り入れて、グルーブ感たっぷり、元気で楽しい演奏になった。
同じ曲でも、アレンジと合奏する相手によって、ここまで変わるのね(驚愕
続けて、田中さんがソロでビートルズのメドレーを演奏。
再び忠英さんが登場し、忠英さんのアルバムから『水を汲む少女』。
この曲は、秋田の平野政吉美術館に展示されている画家リオスの描いた『水を汲む少女』の作品がモチーフになっているのだそうな。やさしくふわっと包み込まれるような演奏だった。
忠英さんとThe Shinkiesのお三方による演奏。
The Shinkies:(新川博さん、濱田尚哉さん、六川正彦さん)
『僕の素敵なお姫様』の演奏が、とても楽しかった♪
小学校の頃、憧れのクラスメイトに恋をして、振られてしまった忠英さん。お相手の女性は、とても勝気で活発なお嬢さんだったのだろうなあ。
失恋ソングのはずなのに、元気なエネルギーに満ちていた。
約10分の休憩の後、後半の1組目は、忠英さんと鑑さんによる演奏。(お待ちしておりましたっ)。
鑑さんはピアノに腰かけ、開口一番、「ぶっちゃけ、ぶっつけです」と......(♪
なにせ、鑑さんがこのライブに参加することを決められたのは、30日の夕方なのだそうな。
忠英さんにいきなり電話なさって、「僕も、明日のライブ、参加していい?」と......。
スケジュールどおりだったら、3月31日の鑑さんは、雅治さんライブで札幌にいらっしゃるはずだった。
延期になった今、朋友 忠英さんのライブがあるのだったら、つい、弾きたくなっちゃいますよね、鑑さん(♪
忠英さんのお人柄ゆえ、忠英さんのライブで演奏なさる鑑さんはいつも、ほわっとリラックスなさっていらっしゃる。ピリピリ感がどこにも感じられないのだ。
鑑さんご自身にとっても、忠英さんのライブでの演奏は癒し効果抜群なのかも。
で。
その「ぶっちゃけ、ぶっつけ」の1曲目は、エリック・サティの『I Want You』。
この楽曲も、2月の~野の夢~ライブで演奏された。このときは、鑑さんはアコーディオンの演奏だったので、「おさらのスカート」と石畳の風景だった。
今回はピアノなので、踊りたくなる雰囲気は同じだが、清楚で上品な印象を受けた。
間違ってDから弾き直しても、素敵でしたよ、鑑さん(fufufu♪ hahaha♪
「あ、やっちゃった」の顔をなさりながら演奏なさる鑑さんも、素敵でしたよ(mufufufu♪
続けて、鑑さんのソロ・ピアノによる『最愛』。
先日のUstreamの"Let's go, Japan"ライブでも演奏された楽曲だが、そのときの音色からはどこか、鑑さんの哀惜の心を感じてしまった。
今日は、忠英さんのライブゆえか、鑑さんの心の変化もあるのか、いつくしみの心が強いように感じられた。
じつにクリアな音色。美しくて美しくて、とにかく美しくて、祈りたい気持ちになってくる。
......涙が出た。
忠英さんのアコギと歌、鑑さんのピアノによる『桜坂』。
脳内には、ホンモノの桜坂の、ソメイヨシノの並木道が見えてくる。
今年の桜は、特別な気持ちで眺めてしまいそう。それをも感じての、選曲だったのかな?
「音楽は、心の近くにある。人を支える力になる」
鑑さんの言葉が心に残った。
同感です、鑑さん。
先日の"Let's go, Japan"ライブのライブレポートに、
音の力は、人の心を解きほぐす。
音の力は、動き出す勇気を与えてくれる。
音の力は、リスタートのスイッチを押させてくれる。
と、書いたけれど。
本当に、あの日を境に、止まっていた心の時計が再び動き出しているのだ。
そして今宵、その針は、もっと軽やかにもっと楽しそうにリズムを刻んでいる。
嘆き悲しみ憤る日々が、終わりを告げようとしている。
忠英さんのソロアコギで『NEKOと一緒に』、新川さんが再び加わり『Beguine』。
さらに、もうすぐデビューする若き3人組Mint Julepも加わって、忠英さんと一緒に演奏。
続けて、Mint Julepのみで演奏。
さらにさらに、忠英さんのアコギと歌による『落とし噺』が演奏された。
この楽曲、楽しい♪ イキだな♪
金原亭世之介師匠の落語会に出られたときに作った楽曲だそうな。こういう楽曲は、忠英さんだからこそ、音楽になる。 ufufu♪
再び、The Shinkiesのお三方が登場し、忠英さんのアルバムから『榎本新次郎の道』『MINAMO』と、コミカルな曲を続けて演奏。
お客さんはもちろんだが、演奏なさる忠英さんやThe Shinkiesの皆さんも、とびっきりの笑顔である。
忠英さんのアコギの美しさと楽しい語り口で、ステージ上の皆さんもお客さんも、ほこほこっと心がほぐれていくことを感じる。
脳内には、大勢の人の笑顔が見えてくる。
エンディングの楽曲は、『草原の音』。
忠英さんの一言が心に刺さった。
「今は、義援金を送ったり、みんなの心が東北に向いている。
でも、時とともに忘れていってしまう。
本当の支援は、これから何十年もしていかなければならない」
阪神大震災が、そうだった。
あっという間に、風化させて忘れてしまっていた。
今回は、同じ轍を踏んではいけない。
絶対に、忘れてはいけない。
これから永続的に、みちのくに支援を続ける必要がある。
「東北は、いろいろと所縁がある。
東北の復興のために、
これから永続的に積極的に東北をバックアップして
自分の手で届けていく」
今日の『草原の音』は、忠英さんの覚悟を感じる演奏だった。
~野の夢~ライブでは、忠英さん、鑑さん、タルバガンの皆さんによる演奏だったので、タルバガンのホーミーをたっぷり盛り込んで、雰囲気は中近東の草原だった。
今日の『草原の音』は、当方の脳内には、東北の風景が広がった。
それも、今の状態の東北ではなく、2011年3月10日までの東北の風景。青々と生い茂った草たちが、ゆらゆらと楽しそうに風になびいている。そんな、みちのくの風景だった。
アンコールでは、ステージ上の皆さんもお客さんも一緒になって『ふるさと』を熱唱。
なんとなく、大声を出したい雰囲気で、今日は吠えた^^; はずれまくっても、吠えた^^;
志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山は靑き 故郷
水は淸き 故郷
青き山と清き水の[故郷みちのく]。
そんな[故郷みちのく]が、再び戻ってきますように......。
恵比寿アートカフェフレンズに集う全員の祈りが、聴こえてくるようだった。
エンディングにふさわしい1曲だった。
忠英さん、
忠英さんのアコギの音色に、たっぷり癒されました。
楽しい歌詞に、おもいっきり笑わせていただきました。
声を出して笑えたのも、ひさしぶり。とても楽しかったです。
本当にありがとうございました。
鑑さん、
今日はとてもリラックスなさっていらして、
[いつもの鑑さん]に、かなり戻っていらっしゃいましたね。
ワインをがぶ飲み!! その後ビールも!? あれだけ飲んでいらしたのに!?
どうかどうか、体調も十二分にご自愛なさってくださいね。
忠英さん、
鑑さんはじめ演奏者の皆さま、
心温まる癒しのライブを、ありがとうございました。
PS
今日のライブが心穏やかで楽しかったのは、もう1つ理由がある。
いつもは、「ルール違反の客」の行動にイライラさせられる。
今回は、そういうお客さんが、どなたもいらっしゃらなかった。
アーティストと一緒の写真を、毎回無理やり撮ろうとする主婦。
今回は、こういうルール違反の客が来ていなかった。
「心から音を楽しむことが目的」で来ていらっしゃるお客さんばかり。
じつに心地よかった♪
★今回のライブレポート・マインドマップ★
セントラルイメージは、「草原の音」の曲を聴いているときに見えてきたイメージ。
2011年3月10日まで、東北に存在していた草原の風景。
いつか再び、この風景が戻ってくることを楽しみにしつつ。




