アメリカ・インディアンの心に触れる

『今日という日は贈りもの』―ナンシー・ウッド―
『アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉』―エリコ・ロウ―

伊藤研人さんの講演会にてアッという間に売り切れてしまい(!!)、改めてネットで購入、読み終えました。

今日という日は贈りもの、アメリカ・インディアンの書物より賢い言葉

―アメリカ先住民は爆弾、車輪、化学製品、コンクリートを発明しなかった。
 彼らは環境汚染、都市の無秩序な拡大、交通渋滞、犯罪を生み出さなかった。
 彼らの世界では、すべての生き物に大霊(グレイト・スピリット)が宿り、
 調和と意味と承認を与えていた―(ナンシー・ウッド)


『今日という日は贈りもの』は、「月の十二の大きな通り道」として12の月それぞれに名前を付けて、ポエムと瞑想とともに紹介しています。ハッとする言葉、納得の言葉、多数出てきます。

繊細で美しい絵画も20枚ほど、城山三郎さんとの書簡も読みごたえがあります。
後ろ側からは英語の表記があるので、英語と日本語を読み比べてみるのも面白いです。



―紀元前の昔から、地球の自然の生態系の一部として植物や動物と共存しつつ、
 1000を超える部族に広がったアメリカ・インディアンの世界は、
 白人による侵略や植民で一変した。

 殺戮もさることながら、白人がもたらした病原菌が、
 免疫を持たなかったアメリカ・インディアンにとっては文字通り命取りとなり、
 村ごと絶滅した部族も少なくなかった。

 しかし、残ったひとびとは、運命を両手を広げて迎え入れる信仰心と柔軟性で、
 変わる時代を変わらずに生きてきた。―(エリコ・ロウ)

Eriko Roweさん、1957年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専攻卒業。コピーライター生活を経て1990年に渡米。以後、アメリカ在住のフリーランス・ジャーナリスト。
本書では、心が弱くなっているときに勇氣づけてくれそうな言葉が並んでいます。


アメリカ・インディアンにはさまざまな部族がいて、それぞれに寓話や格言、伝説、予言を持っています。『アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉』では、「人生の高み月」「清めと再生の月」「尊敬の月」など13番目までの月に分けて解説しています。氣になった部分を拾い読みするのも楽しいです。

ぱらっとめくったページに、その日のキーワードが出てきたりします。ぜひお試しあれ^^


.ビジョン・クエストを完全に誤解していたことを氣づかせてくれたのも本書でした。日本で一時期流行したビジョン・クエストは、相当に「甘い」ものだったなと。正式なビジョン・クエストを行ったら、本当に人生が変わるだろうなあとも。
広い大地からのメッセージは、小さくて狭い日本で暮らす人たちの心を拡げてくれることと想います。

 ひとびとのこころに
 真の平和が宿るまで、
 国と国との間に
 平和はやってこない。 (スー族の格言)


そういえば、サンダンスの儀式、今日が最終日です。
4日間、飲まず食わずで踊り続け、自らの身体に枝を刺して、自らのチカラで引き抜く......。想像しただけで縮み上がってしまいます。この過酷な行いからは「感謝」しか生まれてこないのだろうなあとも。

参加なさった研人さんや皆さんからの報告を楽しみにしつつ祈りつつ、今日の時間を感謝とともに楽しみます。